沖縄の家の門や屋根で見かけるシーサー。2体並んでいると、片方は口を大きく開け、もう片方は口を閉じています。
この違いは、口を開けた姿を「阿(あ)」、閉じた姿を「吽(うん)」になぞらえた表現として説明されます。
観光案内では「開いた口がオス、閉じた口がメス」と紹介されることもありますが、すべてのシーサーに性別が決められているわけではありません。
シーサーの口が開いている・閉じている意味
口を開いたシーサーは「阿(あ)」
口を開けた姿は、阿吽の「阿」に重ねられます。福を招き入れる、邪気を追い払うなど、守り神としての働きを表すと説明されることがあります。
口を閉じたシーサーは「吽(うん)」
口を閉じた姿は「吽」に重ねられます。災難を家に入れない、招き入れた福を逃さないといった説明があります。口の形に込められた意味は紹介資料や地域・作り手によって表現が異なります。
そのため、「口を開いている方だけが魔除け」「閉じている方だけが幸運担当」と厳密に分けるより、どちらも家や地域を守る獅子像と考える方が実際の文化に近いでしょう。
オスとメスは口で見分けられる?
シーサーの性別は、口を開いたものがオス、閉じたものをメスとする説明がよくされています。
一方、シーサーの歴史を研究・展示する専門家の解説では、シーサーは霊獣であり、性別が必ずあるわけではないとする方も。
まぁあまり厳重にどっちなの!?どっちが正しいの!?と聞いてくる方もいないと思いますので、基本的には口が開いているのがオス、閉じているのがメスと紹介して良いのかなと。
私もこれまでそう紹介しています。
2体のシーサーは左右どちらに置く?
よく置かれている配置は、シーサーを正面から見たとき、右に口を開いたもの、左に口を閉じたものです。購入した置物に作り手の配置案内が付いていれば、それに従うとよいでしょう。
ちなみに、2体セットでなければ意味がないわけではありません。沖縄の屋根の上には1体だけのシーサーも見られます。旅行先で見かけたシーサーを「左右が逆だから間違い」と決めつける必要もありません。
なぜ沖縄の屋根や門にシーサーがあるの?
シーサーは沖縄で「獅子」を指す言葉で、魔除けや家の守り神として親しまれてきました。伝統的な姿には、集落を守る石獅子、門や入口に置く獅子、屋根の上に据えた漆喰の獅子などがあります。
赤瓦屋根の漆喰シーサーは、家の形や建築の歴史とも関係しています。沖縄の街歩きでは、同じ「シーサー」でも材質、表情、置き場所が違うことに注目すると、風景の見方が変わります。
沖縄旅行でシーサーを見るときの楽しみ方
- 屋根の上の1体型と、門の両側の2体型を見比べる。
- 口の開閉だけでなく、目・たてがみ・表情・素材の違いを見る。
- 民家の敷地には入らず、公道から静かに眺める。
- 写真撮影は住民の生活やプライバシーに配慮する。
沖縄のシーサーは、観光地の飾りだけでなく、暮らしの中に根付いた文化でもあります。形に込められた意味を知ってから歩くと、何気ない路地や赤瓦の家にも発見があります。
シーサーと石敢當はどう違う?
どちらも沖縄で見られる魔除けの文化ですが、シーサーは獅子の姿をした像で、石敢當は「石敢當」と刻んだ石碑・石板です。シーサーは屋根や門で見かけることが多く、石敢當は道の突き当たりなどで目にすることがあります。
街歩きの際は、同じ魔除けでも姿と置き場所が異なる点に注目してみてください。
シーサーの置物を買うときのチェックポイント
- 置き場所:屋外に置く場合は雨や風に耐える素材か確認します。
- 1体か2体か:どちらもあります。対で飾る場合は販売店の配置説明も参考にします。
- サイズ:玄関の棚などに置くなら、扉の開閉や通行を妨げない大きさにします。
- 作り手の説明:表情や色、口の意味に独自の意図が込められている場合があります。
シーサーはとても小さいキーホルダーや手のひらサイズのものから、本格的な大きなものまで様々なサイズで販売されていますので、きっとあなたのお気に入りのものが見つかると思います^^
我が家のシーサーは、可愛いタイプのものを玄関に置いています。
そうそう、シーサー作り体験で作成もできるので、自分だけのオリジナルのシーサーも手に入れることができますね!
よくある質問
シーサーは1体だけでも大丈夫?
はい。沖縄では単体の屋根獅子も見られます。対になったものだけがシーサーというわけではありません。
口が開いているシーサーは必ずオス?
一般的な観光説明ではそう紹介されますが、性別を必ず割り当てる文化的な決まりではありません。
口を閉じているシーサーの意味は?
阿吽の「吽」と結びつけ、災いを防ぐ、福を留めるといった意味で説明されます。解釈には幅があります。


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